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「―――うおっ!?





暗い、まるでトンネルのような穴を落ちていった先には、突然の緑。
そして久しぶりの光に、思わず目を閉じてしまいそうになる。

突然終わった穴に対応できず、モーゼスは地面に思いっきり尻餅をついた。
もちろん、抱きかかえられてた私も同じような衝撃が。





「「痛ー・・・」」





モーゼスと私は少し涙目になりながら辺りを見回す。

目の前には、見渡す限りの木々。
どこからか鳥の囀りまでも聴こえてくる。
そのことから、ここが森の中だということを理解した。





たち来たー。よかった、なかなか来ないから心配しちゃったよ」





ノーマたちはとっくにこの場所についていたのか、比較的冷静だった。
私たちを心配していたらしいノーマは、地面に寝かせているセネルの傷を癒している。





「ごめんごめん、ちょっと足を怪我しててさー・・・」
「そうだったんだ?あ、だからモーすけにそんなしっかりとしがみ付いてんだね」
「・・・・・・・・・は?





セネルの傷を癒しながら、ノーマはニヤニヤとした顔をこっちに向ける。

ノーマに言われ、私はモーゼスにしがみ付いていたことを一気に思い出した。





「うおぅ!?モーゼスのセクハラーーー!!!!」





自分がしがみ付いていたにも関わらず、私はモーゼスを突き飛ばす。
・・・突き飛ばそうとしたけど、モーゼスにはちっとも効かないようだった。





「ワイは何もしとらん。寧ろワイがに猥褻行為をされたんじゃ」
「いやそうだけどなんかセクハラ!離せーー!!」
「いやー、はちっこくて抱き心地がええのー・・・」
ぎゃーーー!!!!





どんなに暴れようと離さない。
それどころか、「抱き心地がいい」とかなんとかで、モーゼスは私をぎゅーっと抱きしめてくる。
ものすごく嫌・・・というわけではないけど、私は思わず叫んでしまった。

抱きしめられると、モーゼスが身に着けているたくさんのレンズのようなものが顔に当たってかなり痛い。





「いーたーいー」
、これがいつもがジェージェーにしてることなんだよ」
「うわージェイってば可哀想だったのね・・・!」
「何かソレ、ワイに対しても失礼のような気がするんじゃが」





いつも私がジェイにしてること。=可愛い愛しのジェイに思いっきり抱きつく。

ああ、抱きつかれるって案外大変なものだったのね。
ごめんよジェイ・・・。今度からはなるべく抱きつかないようにするわ。
うん、なるべくね。
なるべく。



私が苦しがってることがわかったのか、モーゼスはゆっくりと私を解放してくれた。
久しぶりの新鮮な空気を、思いっきり吸う。





「そがあに苦しかったんか?」
「まーね・・・」(げっそり)





そりゃあすまんかったの・・・。
そう言って、モーゼスは「よしよし」と私の頭を撫でてくれる。

そんな彼に笑顔を向け、いいよと言っておいた。





「・・・、デコから血が出ちょる」
「んー?あ、それはヴァーツラフにやられたときにね。ちょっと」
「怪我してるのか?」





頭を撫でていたモーゼスは、私の額が切れていることに気づくと傷を見つめた。
私達の会話が聞こえたらしく、ウィルが心配そうにこっちを向き私にたずねる。





「平気平気。それより、ウィルはセネルの怪我治してあげてて」
「・・・平気か?」
「大丈夫だって。これぐらい自分で治せるしさ」





私がこう言うと納得したらしく、ウィルはセネルの治療に集中した。
ノーマも一緒に治療を続けるが、セネルの傷はなかなか治らない。
よっぽど酷くやられたらしい。

そんな3人から少し離れた所で、クロエが心配そうにセネルを見つめていた。





「セネル大丈夫かなー・・・」
「セの字もそうじゃが、は足の方は平気なんか?」





私の足を見つめ、心配そうに言うモーゼス。
一瞬「セクハラだ」と言いそうになったけど、私を心配してくれてるんだからと言葉を飲み込んだ。

ゆっくりと立ち上がろうとするけど、やっぱり痛い。
血が出てないことから、ひねっただけだということがわかった。





「ちょっと痛い・・・けど治せる」





私は自分の足に手を翳し、神経を集中させる。
優しい光が足を包み、だんだんと痛みが引いてきた。
暫くそれを続けると、完全に痛みはなくなる。

立ってみる。
二、三回跳びはね、完全に治ったことを確認。





「よっし完治!」
「すごいのー。は怪我も治せるんか」
「まーね!あ、モーゼスも怪我してたら治してあげるよ?有料で
金払うんかい!?
「あはは、冗談だって・・・・・・・」


「ステラーーーーーー!!!!」
「ひゃっ!?」





モーゼスをからかっていたら、後ろの方でセネルが突然大声を出して叫んだ。
治療をしていたノーマは、驚いて尻餅をついている。





「いきなり大声出さないでよ〜」
「・・・うっ」





文句を言うノーマの声などまるで聞こえないように、セネルは立ち上がり、そして苦しそうな声を出してしゃがみ込んだ。
治療がまだ完全ではないらしく、傷が痛むらしい。





「無理をするな。相当深いダメージを受けたのだからな」
「・・・・・・・・・・・ここは?」
「モーゼスの話だと、帰らずの森って所らしいよ」
「雪花の遺跡から飛ばされて来たんじゃ」





傷が痛むにも関わらず、セネルは歯を食いしばって立ち上がる。
そして見覚えのないこの場所を眺めてから、小さく呟くように訊ねた。

私の返答に、セネルではなくノーマが嫌そうな反応をする。





「帰らずの森ってさー・・・方向感覚が狂いやすくて、トレジャーハンターの間じゃ遭難必至って有名なんだよね・・・」
「おお。まさしく帰らずの森!」
「感心してないで、ちょっとは慌てようよ・・・」

「シャーリィは?」





ノーマの説明などどうでもいいのか、セネルは再び辺りを見回しながら自分の妹の名を言った。

セネルがシャーリィの名を出すと、みんな悲しそうに首を横に振る。
それを見て、セネルはみんなより悲しそうに俯いた。
あんなに近くにいたのに助け出せなかった私達。

無力な自分が情けなくて、悔しい。





「セネル、ごめんね・・・」
「・・・が謝ることじゃないだろ」
「でもさ」
「いいんだ。また・・・助け出せばいいんだから」





そう言って、セネルは無理矢理笑みを浮かべた。
私を安心させようとするのがわかって、なんだか悲しくなる。

元気付けてあげたいのは、こっちなのに。





「詳しい話は後だ。今は一刻も早くここから離れよう」
「そだね」
「そうだな」





ウィルの言葉にノーマとクロエが頷く。

そうとなれば、問題が出てくる。
ノーマの話によれば、ここは遭難必至なんだとか。
うかつに動けば、迷ってしまう可能性が高い。





「ワイとギートに任せろ」





悩むウィルたちへ、モーゼスが元気よく言った。
・・・けれど、ウィルたちは聞くだけ無駄だと無視してるのか、それとも本当に聞こえないのか。
モーゼスの言葉には返さず、3人だけで話を進める。





「・・・ワイ、苛められてんのかのう・・・?」
「さあ?モーゼス、本当に任せていいの?」
「もちろんじゃ。ここはワイらの庭同然じゃからの」
「へー・・・」





悲しそうな声を出すモーゼスを慰めつつ、私はウィルたちの方へ呼びかける。





「ウィルー」
「なんだ」
「モーゼスがここの道案内なら任せろ!だってさ」
「本当か!?」
「本当じゃ。ここにはワイらの野営地もあるからの」
「それを早く言わんか!」
「なんでじゃー・・・」





さっきまで話を聞かなかったのはそっちの方だというのに。
なんだか本気でモーゼスが可哀想に思えてきた今日この頃。



一先ず、私達はモーゼスの子分たちがいるという野営地へ向かうことになった。
道案内はモーゼスに任せ、私達は彼を信じて先へと進む。


後ろの方で、とぼとぼと元気なく歩くセネル。
悲しそうに俯き、見ているこっちが辛い。
今はそっとしておこうと、私は黙ってモーゼスの隣を歩いていた。





++++++++++





「う〜、疲れた〜」





森の中を暫く歩くと、後ろの方でノーマがこう呟くのが聞こえたので足を止めた。
後ろを振り返れば、地面にしゃがみ込むノーマの姿。

疲れた疲れたと連呼する彼女に、モーゼスは呆れたように声をかける。





「まだ歩き始めたばかりじゃろが。情けないの」
「あたしはモーすけみたいな体力バカと違うの!セネセネ回復させたのも結構体力使ったんだから〜」


「だったらここで、永久休ませてやろう」





ノーマの明るい声とは正反対の、冷たい声が私達の耳に届いた。

その声に思わず背筋を凍らせる。
ノーマの方に振り返っていた私の視線の先には、雪花の遺跡で見たヴァーツラフの部下の姿があった。





「カッシェルか!」





ヴァーツラフの部下を見て、顔に汗を流しながらウィルが叫ぶ。

カッシェル。
ジェイが言っていた、トリプルカイツのひとり。


怪しい雰囲気を漂わせ、刺すような視線で私たちを見ている。
怯える私たちを見て、微かに笑っていた。





「セネル以外は片付けろとの仰せだ。将軍閣下に盾突いた罪、命をもってあがなうがいい」
「みんな、走れ!」





立ち尽くしていた私達は、ウィルの声によって一気に走り出す。
走って、走って

相手が追ってきているかなんて、確かめる余裕もなくて。
ただ走って。


私達はただ必至に逃げた。




















「だ〜も〜!次から次へと!」
「しつこいっての!」
「まるでのジェージェーへの愛みた「もうそれはいいから」





カッシェルからは逃げれたものの、奴が率いる敵兵が私達に追いついては戦闘へ。
逃げても逃げても、敵兵は私達に追いついてくる。

敵兵との戦闘を何回か繰り返した頃には、森の奥の方まで進んでいた。


ここまで奥まで来ると、もう迷ってるんだか違うんだか私達にはわからない。





「モーゼスー、まだ?」
「おう、ここじゃ!」
「まじで!?」





辺りをキョロキョロと見渡すモーゼスへ近寄り、力なく訊ねる私とは裏腹に、モーゼスは元気よく答えてくれた。
喜ばしい返答に、こっちも元気になってくる。

ノーマにもモーゼスの言葉が聞こえたようで、しゃがみ込んでいた彼女は元気よく立ち上がった。





「みんな、野営地はすぐそこじゃぞ!」
「ほんとに?」
「野営地に着けば、一気に形成逆転じゃ!子分どもと連携して、敵兵全員ギタギタにしちゃる!」





モーゼスはそう言って、子分たちがいるらしい方向へと走り出す。


休める。
形勢逆転。


それがすごく嬉しくて、私達も疲れていることを忘れて一気に駆け出した。



















「何じゃこりゃあッ!」





私達がモーゼスたちの野営地に着くと、そこには人の気配はなく、おまけにその場は荒らされていた。
自分の子分たちは見当たらず、荒らされたこの場を見てモーゼスは叫ぶ。
その声は、震えていた。


子分たちがいるはずだと信じ、モーゼスは前へ駆け出し仲間の名を叫ぶ。





「チャバ!みんな!どこへ・・・どこへ行ったんじゃあ!」
「あいつらに、やられちゃったの・・・?」





辺りを見回し、ノーマが震える声で呟く。
誰もが思い、誰もが思いたくなかったこと。

この荒らされた地を見て、私の頭にはヴァーツラフの顔が過ぎった。



まさか、

そんな、



どうしてもそう考えてしまって

だけど、そんなはずないと信じたくて





「そ、そんなわけないじゃん!きっとみんなでどっかに出かけてるんだって・・・」

「ほう、ここへ来たのか」





無理矢理明るく言う私の声は、ノーマと同じように震えていて。
震えるなバカ。と自分に言い聞かせていると、ついさっき聞いたばかりの、背筋の凍るような声。

その声は後ろの方から聞こえてきていて。
その人物は、きっと後ろに立っているんだろう。


そう思うと、自然と汗が滲み出てくる。
あんな襟キモ男の部下なんか怖くない。
怖くない、怖くない。





「つい最近も来た場所だ」





後ろから聞こえる奴の声は、やっぱりどこか楽しそうで。

何がそんなに楽しいのか。


後ろをゆっくりと振り返ると、そこにはカッシェルと数人の部下。
カッシェルは余裕の笑みを浮かべ立っていて、奴の前にいる部下は武器を構えいつでも攻撃ができるようにしている。





「ここにいたチンピラどもなら、すべてオレが片付けた。将軍閣下のご命令でな」

「!・・・・・貴様ァっ!!」





一瞬、奴の言った意味がわからなかった。


カッシェルの言葉に、モーゼスは目を見開く。
驚いた表情から、すぐに怒りの表情へと変えモーゼスはカッシェルに襲い掛かる。





「モーゼスやめろ!」
「どかんかいっ!」





それに気づいたウィルとセネルは、慌ててモーゼスを止めていた。
怒りに我を忘れているモーゼスを一生懸命落ち着かせようとするが、彼の耳には届かないようで。
目の前にいる仲間の敵を、歯を食いしばりながら睨んでいる。


そんな彼に、カッシェルはただ怪しげな笑みを向けるだけ。
それが更にモーゼスの怒りを倍増させた。





「ちょっと〜、挟まれちゃったよ〜!」
「ええっ!?」





モーゼスたちの様子を見ていると、後ろの方からノーマの困ったような声が聞こえてきた。
慌てて彼女の方を振り返ると、彼女らの後ろにはいつの間にか仮面の剣士が。
クロエは剣を構え、相手を見据えている。


―――スティングル。


トリプルカイツの、ひとり。
ということは、この場にはトリプルカイツがふたりもいることになった。



モーゼス側にカッシェルと敵兵数人、クロエ側にスティングル。
私達に逃げ場はなくなる。





「ど、どうしよう?ノーマ・・・」
「どうしようったって・・・どうしよう?」(汗)





ノーマとふたりでアワアワする私。
モーゼスの方ではまだ暴れてるし。
クロエの方も、なんか会話始まってるし。


どうしよう、どうしよう、と慌てることしかできない。





「お前だけはっ!」

「!?」





とりあえず、モーゼスの方を止めようと彼の方に駆け出そうとすると、後ろの方からクロエの大声が。
驚いて彼女の方に視線を向ければ、スティングルにめちゃくちゃに斬りかかっていた。
動揺からなのか、荒い剣はあっさりとスティングルに避けられ、一撃も当たっていない。

それでもなお「お前だけは!」と斬りかかるクロエ。
その声はどこか震えているようだった。





「うあぁっ!」
「!クー!」
「クロエ!!」





ずっとクロエの攻撃を避けていただけだったスティングルは、突然クロエをなぎ払う。
冷静なスティングルの剣は簡単にクロエをふっとばし、彼女は苦しそうに地面に倒れた。

後ろの方では何やらセネルまでもが我を忘れてしまっている。
モーゼスと同様、怒りが抑えられず戦闘態勢になっていた。





「・・・ああもう!」





みんながみんな、バラバラだった。


相手に対する怒りのみで行動し、我を忘れる。
仲間の言葉に耳も傾けず、ただ相手に殴りかかりたいだけ。
この怒りを、相手にぶつけたいだけ。


怒る気持ちはわかる。
相手を今すぐぶん殴りたいっていうのもわかる。

それでも、今は自分のおかれた状況を理解し、撤退すべきなのに。










「―――エンシェントノヴァ!!」










ドォオオオオオオンッ











私がこう叫ぶと、カッシェルとモーゼスの間に火柱が天から堕ちた。
ギリギリのところで、両方に当たっていない。


みんなは、いきなり私が晶術をしたことに驚いていた。
そんなみんなの視線を気にせず、私はモーゼスとセネルを睨む。





「モーゼス、セネル!」
「!」
「ウィルの言う通り、ここは撤退するのみ!」
「!な・・・っ!」
「じゃが、こいつは子分たちの敵・・・」
「そんなのわかってるわよ!!」





ウィルと同じことを言う私に、ふたりは眉を歪めいう事をきかない。
声を張り上げ反論し、その場を動こうとはしない。


子分たちの敵。
シャーリィとステラを苦しめている敵。


そんなの、今までずっと一緒にいたんだからわかってる。
ふたりの気持ちだって、痛いほどわかる。





「あんたらね、そんな怒り任せの状態でこいつらに勝てると思ってんの!?」





我を忘れ、怒りのみの力で勝てるほど、こいつらは弱くない。





「さっきの戦いでわかったでしょ?今の私達じゃあ、ヴァーツラフには手も足も出ない」





ムカつくけどさ。

今、目の前にいるふたりはあの襟キモ男の部下。
私たちを片付けるのに充分だと思ったからこそ、ヴァーツラフ本人ではなく部下が私たちを追ってきたんだ。





「そんな私達が部下のこいつらと戦って勝てるわけない」
「・・・・・・っ!」
「悔しいだろうけど、今はここを退くの!そんで、次会うまでに強くなって、こいつらをぶん殴ればいいでしょ」





反論していたモーゼスたちは、今はただ黙って私の言葉を聞いていた。
一気にしゃべり、少し疲れる。

一呼吸おいて、彼らに言う。





「今は撤退。わかった?」





もう一度私が言うと、今度は頷いて彼らは走り出した。
後ろの方でも走る音が聞こえたから、きっとノーマたちも逃げてくれただろう。


この場には、私とウィル。
そして敵のみとなった。





「貴様ら・・・」






武器を構え、自分を見据える私達にカッシェルは呟いた。
奴はすでに戦闘態勢に入っている。
後ろの方のスティングルは、黙って状況を見ているだけ。
こいつひとりでも楽勝だということなのか。


まあ、さっきの私の長い話を黙って待っててくれただけでもこいつらに感謝したいかも。
普通は話してる途中で攻撃とかしてくるだろうし。



そんなことを考えていると、ウィルが小さく私に呟いた。





「オレはカッシェルにブレスをかける。お前はスティングルを頼む」
「・・・わかった」





彼の声は小さく、そして口もほとんど動いていなかったから相手には気づかれていないだろう。
私は一度呼吸を落ち着かせ、スティングルを見据える。





「仲間を助けるため、盾になる気か?」
「さてな・・・・・・・ライトニング!」
「スプラッシュ!」

「!」





ウィルが爪術を発動させたのと同時に私も晶術を発動させる。
いきなりのことに相手も一瞬動きが止まった。

私達はその隙を見逃さずみんなが逃げた方向へ一気に駆け出す。


カッシェルが悔しそうに私達に向かって叫ぶのが聞こえたけど、気にせずそのまま走り続けた。









−−−−−−−−−−−

いつモーゼスが「帰らずの森」だと教えてくれたのかはスルーしてください。